結婚を心理学で考えてみる

とある外国の心理学者によるお話です。

メルヘンな出会いを期待している人は、そうでない人に比べて、現実に直面したときの落胆が大きい。

それは何故か?

現実を考慮せずに、理想の人を夢見ているから。



また、この人と私は「最高に相性がいい」と思ったら、その後、関係を維持するための努力はとくに必要ないと思い込みがち。

実際に、これから迎えるであろう障害をその相手と乗り越えるイメージができてない人が多い。

 

運命の出会いとは対照的な、お見合い婚はどうでしょうか。



コロンビア大学ビジネススクール教授のシーナ・アイエンガーの研究によると、結婚後1年以内では、恋愛結婚の方が満足度が高い。

しかし結婚後10年を超えると、これが逆転するそう。

重要な要素の1つは、見合い結婚した2人は、初日から現実に直面せざるを得ないということ。

恋愛結婚と違って、「私たちは運命共同体❤️」と安心できない。

そのかわり、結婚の喜びが楽々と手に入らないと落胆することもない。

見合い結婚した人は「赤の他人と一緒になるのだから」と、時を重ねながら、折にふれて努力する。

実際に、長く結婚生活を送ってきた人達は、うまくやっていく努力を怠っていない。要するに、、、

恋愛結婚でも、現実を直視して、努力して2人が障害を乗り越えていければその結婚生活は続くし、お見合い婚でも、はじめこそ、恋愛結婚のようなトキメキは強くは無いかもしれないけれど、結婚に対する意識と覚悟が違うので、自ずと結婚生活が続くと。

万人がこれにあてはまるわけではないにしても、なるほどな〜と、思わせられる内容でした。